Rattlesnake 130%に挑戦
今日は久々にワークアウトに挑戦
2月頃からズイフトレースを中心にかなり距離を
乗り込んできたのでそろそろ本格的にワークアウトで底上げかなと思い強豪ホビーレーサーの方々が
よくやられてるRattlesnake 130%に挑戦
通常のRattlesnakeは FTP120%程から徐々に110%まで下がっていきますが、130%からスタートして120%まで下がっていくということで通常より負荷が高くなっています。
トレーニング強度ってよくFTPの何%とかを指標にされることが多いですが、実際には個人の脚質や普段のトレーニング内容に合わせて調整が必要になってきます。
たとえばFTPが250wの方が2人いたとします。
しかしFTPが同じだとしても例えば
1人目はスプリンターで2人目はクライマーだとすると2人の心配機能やパワープロフィールは大きく異なることが予想されます。
同じ負荷で行っても問題ないかもしれません
しかし、vo2max 強度やさらに短く強い強度に対する適性は大きく異なるでしょうから
短時間で高強度が求められるショートインターバルのようなトレーニングにおいては両者の主観的な負荷は大きく異なるはずです。
スプリンターやパンチャーのように短時間高強度に適性のある方々からしたら少し楽に感じるかもしれません。
逆にクライマーやTTスペシャリストの様な方々にとってはきついトレーニングになるかもしれません
人それぞれパワープロフィールは異なるわけですから。安易に一般的な指標に合わせて満足するのではなく、自分にあったトレーニング負荷というのを考えてみてください。
もしかしたらvo2max 向上を目的としているのに全く見当違いのトレーニングをしてしまっている可能性すらあるわけです。
ちょっと話が長くなってしまいましたが、
今日の結果はというと
2セット目までは何とか完走
しかし3セット目のスタートの1分415wでノックアウト
3本程レストして何とか残りを完遂
自分には130%は少し厳しかったようです。
結果はこんな感じ
メニュー終了後リカバリー少し長めに取って
TSSも96でそこそこ頑張りました。
ここで少し見て欲しいのがこちら
左が今日のワークアウト右がとある日のズイフトレースです。共に1時間程のトレーニングになりますが
心拍ゾーンの方を見るとゾーン4の時間はほぼ一緒になります。
しかしパワーゾーンの方をみていただくと
ゾーン6の滞在時間が全く異なるのがわかるでしょうか。
ここにインターバルトレーニング(ワークアウト)とズイフトレースの違いが顕著に現れていると思います。もちろんコースレイアウトやレース展開によってはもう少し違った結果が出ます。
しかし一般的にレースの大部分は集団での走行になりますし、実走レースと違い集団での位置取りが容易なズイフトレースに関して言えばよほど積極的にアタックを連発しない限りFTP付近のパワーでの走行時間が長くなる傾向があります。
レースは確実にワークアウトより楽しいのでトレーニングの継続という観点でいえばとても優れていると考えていますが、トレーニングという観点でみるとベーストレーニングには良いかもしれませんが、vo2max 領域の向上などを目指す場合には少し効率は悪いのかもしれません。
実際以前参加したリトルワールドサイクルミーティングのデータを見てみると
上記2つのデータと見比べても高強度の時間帯の割合がかなり高いのがわかります。
レース時間は30分弱とトレーニング時間の半分以下にもかかわらずズイフトレースとほとんど同じくらいのゾーン6滞在時間があります。
もちろんこれは参加したレースがクリテリウム的なコーナーの立ち上がり等瞬間的に負荷のかかる場面の多いレースだったこともありますが、コーナーでの急な加減速のないズイフトレースでは再現しにくいケースだと言えます。
もちろんズイフトレースがダメだとか言うつもりはありません。今までのキツくつまらないローラー練と比べれば本当に楽しく、現実世界では一緒に走る機会すらないプロ選手や強豪ホビーレーサーと一緒に走れる機会も得られます。
どんな競技でもそうですが、人間というのは心の状態というのがパフォーマンスに大きく影響を与えます。1人で走っていては出せない様な出力もレースの中でなら出せてしまうものです。そういった意味ではより限界に近い領域でトレーニングができると考えることもできるので非常に良いトレーニングデバイスの1つと言えると思います。
ただ僕が言いたいのは特定のパワー領域特に短く高い出力を重点的に鍛えるのにはワークアウトの方が向いているということと、実走とズイフトレースで求められる能力は異なるのかもしれないということです。
柄にもなく長くなってしまい申し訳ありません。
最後までご精読いただきありがとうございます。